アルデヒドとケトンの合成②

では前回の続きから
※今回は復習祭りなので目新しいものはないです…

2.アルケンのオゾン分解

詳細は↓
応用編:アルケンの反応④ – 8.オゾン分解(オゾン酸化)

以下のようにアルケンとOを反応させると
2つのカルボニル基ができるって反応になります。

 

3.アルキンの水和反応

こいつも アルキンの反応②で紹介済み
全部で3つあったのを覚えているかな?

それではざっと行きます。

(1)水和反応

詳細は↓
応用編:アルキンの反応② – 4.水和反応

以下のようにアルキンからケトンができるよ。

気にしておいてほしいのは
こいつは末端アルキンでは使えない
ということだね。

(2)水銀イオン触媒による水和反応

詳細は↓
応用編:アルキンの反応③ – 5.水銀イオン触媒による水和反応

こいつは末端アルキンの場合で使えるやつだね。

ちなみにマルコフニコフ型にのっとって置換基の多い方
カルボニルになってるね。

(3)ヒドロホウ素化―酸化

詳細は↓
応用編:アルキンの反応③ – 7.ヒドロホウ素化―酸化

こいつは逆マルコフニコフ型
すなわち置換基の少ない方にカルボニルを付けて
アルデヒドを作ることができます。

 

4.Friedel-Craftsアシル化反応

詳細は↓
応用編:ベンゼンの反応④ – 6.Friedel-Craftsアシル化反応

以下のようにアシル基をつけることでケトンができる。

注意点は求電子基が結合していたら使えないってことかな。
このことについても詳細は↓
応用編:ベンゼン誘導体⑤ – 4.特定のベンゼン誘導体への合成方法
の(2)Friedel-Crafts反応の注意点
辺りに書いてるので、覚えてなかったら見返してみてくだされ。

お次は「反応」です。

ではまた次回。

 

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Posted by nikukyu-