分子軌道

軌道にはs,p,dなど様々な種類があるけど、これらはあくまで原子単体でのお話。
原子同士が結合した“分子”になると、また新しい軌道が生まれてくるんだ。

これがいわゆる「分子軌道」だよ。

例えばH2の場合だと1s軌道の重なりで結合ができる
さてここで重要なのはどうして結合するのか?ということ。

実は結合することで電子が1s軌道から結合性軌道に移動して下図のようにもともと持ってるエネルギーが下がるからなんだ。
ただし、反結合性軌道に入っちゃうと余計にエネルギーが高くなり不安定になっちゃう。

さて、ではどんなときに反結合性軌道に電子が入るのか?
原子軌道を思い出してほしいのだけれど、電子はエネルギーの低い方から入る
だから結合性軌道のエネルギーが満杯になったら反結合性軌道に入り始めますよって話。

例えばHe同士だと結合を作ろうと思っても反結合性軌道に電子が入り、単体でいるよりエネルギーが大きくなってしまう。
だから、He同士は結合しないんだ。

あと、軌道はエネルギーが近いものほど強固な結合ができる
近いものっていうのは例えば
・sとs軌道 ⇒ 強固な結合になる
・sとp軌道 ⇒ 1つくらいなら結合できる
・sとd軌道 ⇒ エネルギーが離れすぎなので結合できない
みたいに比べると分かり易いかな?。
まぁ、そんな感じです。

軌道を組み合わせることで結合ができるってことは理解できたかな?。

原子軌道があって
今回解説した分子軌道があって
そして最後の混成軌道につながっていくよ♪

つまり原子・分子軌道をしっかり理解してないと、混成軌道がちんぷんかんぷんになる。
だからしっかり理解をしてから次に進むようにしてね。

ちょっと短いけど、今回はこのへんで。

ではまた次回

© 2017 猫でもわかる有機化学

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする